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事務所概要
MESSAGE
PROUM は、PRIME(良質な)と PROUD(誇り高き)を掛け合わせた造語です。
良質な誇り高き建物を提供していきたいと願っております。
私たちは住む人の気持ちを豊かにしているだろうか?
建築を楽しくしているだろうか?
世の中は大きく変化している。
新しい家での新しい生活が始まることにより「人生が豊かになる」そんな家であってほしいと思います。
家はどこよりも豊かな時間を過ごせるような「心地よい居場所でありたい」。
■プライバシーが確保された自然を感じる心地よい外部空間を。
■開口部がカーテンなどで閉ざされない、より自然を感じる心地よい豊かな内部空間を。
■唯一無二の住宅を。
時好におもねることのなくいつまでも飽きることのない心地よい豊かな空間を追求し、「決して高価ではない魅力ある建物」を提供したいと願っております。
とまらなく、ディテール(細部)を追求し続ける。
そうして生まれた空間の美しさは、その魅力を必ず住む人に伝えてくれると願い追求し続けます。
「水平線」「垂直線」「直線」「曲線」のバランスにより美しさが生まれると考えます。
「光」「風」「広がり」を基本に美しさをイメージし、あらゆる可能性を日々ひたすら探りながらイメージを実現化していきます。
建築の原始は建築躯体であり、設備、備品は不在であったが現代建築には不可欠である、建築躯体に単純に設備、備品を付加してゆくと、建築はその原始的な美学を消失してゆく。
「Less is more」(より少ないことは、より豊かなことである)巨匠 ミース・ファン・デル・ローエの言葉です。
「Less」は言い換えれば「単純」とも言えると思います。その「単純」を深く希求していくことにより、豊かさ、美しさが生まれると考えます。
「単純」であるが故に厳選された少ない材料で、より豊かな空間を作ることができると考えます。
単純で少ない材料にすることによりコストコントロールにもつながると考えます。
建築美である「Less」 を作るためには、日々スタディを繰り返し、素材の本質を見据えたディテール「God is in the detail」を日々模索していかなければいけません。
設計というものは無限に多くの「技術的」、「機能的」、「問題」の集積であり、材料とディテールは建築の文法であると考えます。良い文章を作るためには、文法をマスターしていなければ作ることはできないと考えます。
家を建築するという事は人生にとって大事な意思決定の場面でもあり大事な場面であるからこそ、自分自身の概念、美学をもう一度見つめ直してみる必要があるのではないでしょうか。
新しい空間の美学を受け入れることにより建築が生まれ変わり、そこに住まう自分自身も生まれ変わる。
新しい事を受け入れるためには勇気が必要ではないでしょうか。
日本の有名な建築家の初期代表的住宅建築住吉の長屋は、極端に狭い住宅ですが中央部が切り取られ中庭になっています。
部屋から部屋へ移動するには、必ずこの庭を通らなければ行けない、雨が降ったら、わざわざ傘を差さなければならない、実に面倒です。しかし天気のいい日には、思いがけない解放感が家の中まで生まれます。狭くても豊かな住宅を作りたいと願い、そして取り組んだ結果の住宅です。
建築家にも勇気があり、そして建主にも勇気がありました。
坂井 良二 RYOJI SAKAI
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